2025/01/20 / 最終更新日時 : 2025/01/20 masuda-y 知っておこう台湾法 第554回 台湾外の企業と契約する際の安全性向上手段 日系企業の台湾現地法人と台湾外の企業との各種契約の際、例えば、台湾の現地法人がタイのサプライヤーとの間で台湾法を準拠法とする売買契約書を締結する際に、当該サプライヤーが契約において社印の押印をせず署名のみした場合、その契 […]
2025/01/13 / 最終更新日時 : 2025/01/14 okada-a 知っておこう台湾法 第553回 台湾法上の「政治献金」 台湾の政治スター・柯文哲(前台北市長)が汚職の容疑で2024年12月26日に台北地方検察署に起訴され、検察官により28年6月という重刑の求刑がなされたことは、台湾全土に衝撃を与えました。柯氏がかかわった不法行為には、広く […]
2025/01/06 / 最終更新日時 : 2025/01/06 okada-a 知っておこう台湾法 第552回 著しく公正を欠く取引 公平交易法第25条により、同法で具体的に禁止される行為のほか、「著しく公正を欠く」取引などが包括的に禁止されています。 公平交易委員会(公平会、公取委に相当)は、2024年11月27日、フライドチキン店がフランチャイジー […]
2025/01/06 / 最終更新日時 : 2024/12/26 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の「虚偽告訴罪」 台湾では最近、珍しい刑事告訴がありました。あるカップルが台湾全土の各地で、146件の刑事事件の虚偽告訴、46件の虚偽の支払命令の申立てを行い、被害者が378名に上ったという事案です。 本件の概要は次のとおりです。福建省連 […]
2024/12/23 / 最終更新日時 : 2024/12/23 okada-a 知っておこう台湾法 第551回 株式会社の株式は放棄できるのか 主管機関が「株式会社の株主は株式を放棄することができ、株主がその保有する株式を放棄する場合は、会社に対し放棄の意思表示を行わなければならず、その意思表示の完了をもって、当該会社は当該株式の所有権を取得する」、「株式会社の […]
2024/12/16 / 最終更新日時 : 2024/12/16 okada-a 知っておこう台湾法 第550回 ワクチン被害者の法的権利 林という女性がワクチンを接種した後に副反応が現れたため、衛生福利部(以下「衛福部」)にワクチン救済を申請したものの、認定されなかったことから、衛福部と3年に及ぶ法的訴訟を繰り広げました。最終的に、最高行政裁判所が2024 […]
2024/12/09 / 最終更新日時 : 2024/12/09 masuda-y 知っておこう台湾法 第549回 小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法の施行 2024年11月13日、従来の「総合商品小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法」の法規名および一部の内容が改正され、「小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法」(以下、「本弁法」といいます)が公布・施行されました。 小売業 […]
2024/12/02 / 最終更新日時 : 2024/12/02 okada-a 知っておこう台湾法 第548回 広告のキーワードに競合他社名を使用するのは違法か 二大宿泊予約サイト(以下A社およびB社といいます)がキーワード広告において競合相手C社の事業者名を使用し、自社サイトのURLと並んで表示されるようにしていたことがありました。これは他人の努力の成果を搾取する公平性を欠く行 […]
2024/12/02 / 最終更新日時 : 2024/11/29 okada-a 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の勾留 2024年9月5日、前台北市長で現民衆党の党首柯氏が、「京華城」をめぐり争いとなった事件により、台北地方裁判の勾留決定を受けたことは、台湾で大きな注目を集めました。 いわゆる「勾留」とは、台湾法上、次の二つに分けられます […]
2024/11/25 / 最終更新日時 : 2024/11/26 masuda-y 知っておこう台湾法 第547回 虚偽告訴罪 台湾では最近、珍しい刑事告訴がありました。陳という名字のカップルが台湾全土の各地で、146件の刑事事件の虚偽告訴、46件の虚偽の支払命令の申立てを行い、被害者が378人に上ったという事案です。 他人の名前で告訴 本件の概 […]
2024/11/18 / 最終更新日時 : 2024/11/18 okada-a 知っておこう台湾法 第546回 小吃の一斉値上げ 新竹市の城隍廟の入り口付近でルーローハン等の軽食を販売する17軒の屋台が、LINEグループ等を通じて5台湾元(約24円)の値上げを決定し、2023年5月から一斉に5元の値上げをした行為について、公平交易委員会(公正取引委 […]
2024/11/11 / 最終更新日時 : 2024/11/11 okada-a 知っておこう台湾法 第545回 チケット転売の法的リスク 台湾におけるコンサートチケットの販売方法は通常、日本とは異なっており、日本でよく見られる登録抽選制は台湾ではめったにありません。台湾では、ウェブサイトに直接アクセスして購入するため、観客が販売開始の瞬間にチケットを狙って […]
2024/11/05 / 最終更新日時 : 2024/11/05 okada-a 知っておこう台湾法 第544回 台湾法上の勾留 前台北市長で現台湾民衆党の党首、柯文哲氏が2024年9月5日、「京華城」跡地開発をめぐり争いとなった事件により、台北地方裁判所の勾留決定を受けたことは、台湾社会の大きな注目を集めました。 ■一般的勾留と予防的勾留 いわゆ […]
2024/11/01 / 最終更新日時 : 2024/10/29 okada-a 台湾ビジネス法務実務情報 台湾における死刑の存廃について 長い間、論争が行われていた死刑の存廃の問題について、憲法法廷は2024年9月20日、2024年憲判字第8号判決を下し、台湾法における死刑は「条件付きで合憲」であると認定しました。 本件の概要は次のとおりです。 「殺人罪」 […]
2024/10/28 / 最終更新日時 : 2024/10/28 masuda-y 知っておこう台湾法 第543回 会社責任者への損害賠償請求と短期消滅時効 会社法第23条第2項では、「会社責任者が会社の業務執行において法令に違反して他者に損害を与えた場合、他者に対し会社と連帯して賠償責任を負わなければならない」旨が規定されています。 2024年7月16日、最高法院(最高裁判 […]