2024/07/01 / 最終更新日時 : 2024/06/28 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の「博愛席」 今年(2024)6月中旬、台北MRTで「博愛席(日本の『優先席』に相当)」に起因して激しいつかみ合いの喧嘩が発生しました。 25歳の女性が退勤後MRTに乗車した際、疲れ切っていたため博愛席に座り休んでいたところ、同じ車両 […]
2024/06/24 / 最終更新日時 : 2024/07/01 okada-a 知っておこう台湾法 第525回 消防・警察人員試験の身長制 消防・警察人員試験の体格検査において、女性が身長160センチメートル未満の場合は不合格とする旨を規定する公務人員特種試験一般警察人員試験規則第8条第1号(以下、「本件規定」といいます。)の合憲性について、2024年5月3 […]
2024/06/17 / 最終更新日時 : 2024/07/01 masuda-y 知っておこう台湾法 第524回 完全子会社の株式を譲渡する際の留意点 多くの日系企業が台湾で100%の株式を保有する株式会社を設立しています。その完全子会社の一部の株式を譲渡した場合、以下の手続きが必要です。 取締役の保有株変更手続き 親会社が株式会社である子会社の株式を100%保有する場 […]
2024/06/03 / 最終更新日時 : 2024/06/03 okada-a 知っておこう台湾法 第523回 行政訴訟手続における調停 2023年8月に行政訴訟法に調停制度が加えられてから、24年5月27日に行政訴訟の上訴事件において、初の調停が成立しました(2023年度上字第406号総合所得税事件)。 本件の概要は次のとおりです。 某建設会社の董事長が […]
2024/06/03 / 最終更新日時 : 2024/05/30 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の訴願 台北市政府は今年(2024)5月6日に同年3月の違法企業の名簿を公告しました。計60社が処罰を受け、過料は合計で496万台湾元となっており、そのうち最高額は南山人寿保険会社で、160万台湾元の処罰を受けています。南山人寿 […]
2024/05/27 / 最終更新日時 : 2024/05/27 masuda-y 知っておこう台湾法 第522回 消防法違反と過失致死罪 2020年4月にKTV(カラオケボックス)最大手、銭櫃(キャッシュボックス・パーティーワールド)台北林森店で火災が発生し6人が死亡した件について、2024年5月15日、当時の店長らの刑事裁判の第一審判決が下されました。 […]
2024/05/20 / 最終更新日時 : 2024/05/20 okada-a 知っておこう台湾法 第521回 法人株主が取締役の議席を取得した場合の制限 台湾の会社法(以下「本法」といいます)第209条では、取締役が会社と競業する行為に従事する場合、株主総会の同意を得なければならない旨を規定しています。 また、本法第27条2項では、法人が株主である場合、その代表者が取締役 […]
2024/05/13 / 最終更新日時 : 2024/05/13 okada-a 知っておこう台湾法 第520回 台湾法上の訴願 台北市政府は2024年5月6日に同年3月の違法名簿を公告しました。計60社が処罰を受け、過料は合計で496万台湾元(約2400万円)となっており、そのうち最高額は生命保険大手、南山人寿保険で、160万元の処罰を受けていま […]
2024/05/07 / 最終更新日時 : 2024/05/13 okada-a 知っておこう台湾法 第519回 不実表示等の処罰事例 公平交易法(公正取引法)第21条第1項では、商品、広告において、またはその他公衆に知らせることのできる方法により、「虚偽、不実、または錯誤を招く表示または表徴をしてはならない。」旨が規定されており、同条に違反した場合、同 […]
2024/05/01 / 最終更新日時 : 2024/05/01 okada-a 台湾ビジネス法務実務情報 未成年者の性的画像を所持した場合の法的責任 最近、台湾の著名タレントが児童および少年の性的画像(18歳未満の未成年者の性交またはわいせつ行為を内容とする動画)を所持していたことにより、台湾各界の人々から糾弾されました。 本件の概要は、タレントAが2013年2、3月 […]
2024/04/30 / 最終更新日時 : 2024/04/30 masuda-y 知っておこう台湾法 第518回 グループ会社間での支配人・取締役の兼任は競業行為か 台湾の会社法(以下「本法」といいます)第29条、第32条、第209条第1項は、支配人および取締役が会社と競業する行為に従事する場合、法律に基づいて、取締役会または株主の同意を得なければならない旨をそれぞれ規定していますが […]
2024/04/22 / 最終更新日時 : 2024/04/22 masuda-y 知っておこう台湾法 第517回 未成年者の性的画像を所持した場合の法的責任 最近、台湾の著名タレントの黄子佼が児童および少年の性的画像(18歳未満の未成年者の性交またはわいせつ行為を内容とする動画)を所持していたことにより、台湾各界の人々から糾弾を受けました。 1年以下の懲役 本件の概要は、タレ […]
2024/04/15 / 最終更新日時 : 2024/05/27 masuda-y 知っておこう台湾法 第516回 空港での冗談 今年1月4日、桃園国際空港において、マカオ行きの飛行機に乗る予定だったAが、預入手荷物の手続きの際に、航空会社のスタッフに対し「荷物に爆弾が入っている」旨の冗談を言ったところ、スタッフが警察に通報し、Aは逮捕されました。 […]
2024/04/08 / 最終更新日時 : 2024/04/08 masuda-y 知っておこう台湾法 第515回 グループ内の組織再編も結合申告が必要か 組織再編のため、グループ内の会社が合併、事業譲渡、株式譲渡等を行う場合において、公平交易法(公正取引法に相当、以下「本法」)上の「事業の結合」の定義及び申告基準に該当するときは、申告しなければならないでしょうか。 申告不 […]
2024/04/02 / 最終更新日時 : 2024/04/02 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 土木技師同業組合などの専門団体による費用徴収基準の設定は違法行為を構成する 公平交易委員会は、2024年3月4日、公処字第113013号処分書(以下「本処分書」といいます)により、土木技師同業組合、構造技師同業組合などの8つの専門団体が「耐震評価」などのサービスの費用徴収基準を共同で決定したこと […]