2023/08/01 / 最終更新日時 : 2023/08/01 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 憲法法廷が「弁護士事務所に対する捜索は違憲」と宣告 台湾の憲法法廷は2023年6月16日に2023年憲判字第9号判決を下し、刑事訴訟法第122条第2項および同法133条第1項の規定で、弁護士と被告人・被疑者との間の文書資料を、捜索・押収が可能な範囲から除外していないのは、 […]
2023/07/01 / 最終更新日時 : 2023/07/03 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上のセクシュアルハラスメント 最近、台湾で知名度が高く、良いイメージを持たれている多くの政治家などがセクシュアルハラスメント行為をしたと告発されたことから、「セクシュアルハラスメント」の問題は全台湾が注目するトピックとなっています。 台湾のセクシュア […]
2023/06/01 / 最終更新日時 : 2023/05/31 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 取締役が財務諸表を良く見せるために架空取引を行った場合、その職務を解くことができる 台湾高等裁判所は、2023年4月28日に23年度上字第132号民事判決を下し、取締役が会社の財務諸表を良く見せるために、実態のない架空取引を行ったことは、証券取引法(以下「証取法」といいます)第20条第2項の規定に対する […]
2023/05/01 / 最終更新日時 : 2023/05/01 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 他人の電話番号を無断で公表した場合の刑事責任 台北地方裁判所は2023年4月11日、22年度訴字第1024号刑事判決を下し、有名な女性芸能人Aが有名なインフルエンサーである女性Bの携帯電話の番号をインターネット上で不当に公表したことにより個人情報保護法(以下「本法」 […]
2023/04/01 / 最終更新日時 : 2023/03/29 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 インターネットショッピングで購入した商品は無条件で返品できるのか? 携帯電話やパソコンを使用し、オンラインショッピングをすることは、すでに現代人の主な消費習慣の一つとなっています。 インターネットショッピングでは実物を見ることや体験することができないため、消費者が良く考えずに非理性的な消 […]
2023/03/01 / 最終更新日時 : 2023/03/01 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の仮釈放 最近、Aという殺人犯が台湾法務部に提出した18回目となる仮釈放の申請が予想通り却下されたことが、台湾メディアによって広く報道されました。 仮釈放の法律上の根拠は、刑法第77条第1項の「懲役刑の執行を受け、改悛の確実な証拠 […]
2023/02/01 / 最終更新日時 : 2023/02/02 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾法上の強要罪 メディアの報道によりますと、Aという男が2022年8月に、台南市の某モーテルの前で、友人のためにBという男に対し借金返済の催促をした時、Bは相手にしようとせず、自分の車を運転して立ち去ろうとしたため、Aは手を伸ばしてその […]
2023/01/01 / 最終更新日時 : 2022/12/22 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 企業の営業秘密をいかにして保護するか 「営業秘密が従業員によって漏えいされたが、どの様に対処すべきか」というのは、弊所でもよく受ける質問です。秘密を漏えいした者の法的責任を追及するだけでなく、「営業秘密が外部に漏えいしないようにする」ことは、企業にとってより […]
2022/12/01 / 最終更新日時 : 2022/11/30 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 電力を窃取した場合の法的責任 最近、台湾で特殊な窃盗事件が発生しました。親子3人が、電力を窃取したとして、裁判所から、それぞれ7カ月~9カ月の有期懲役に処すると同時に、台湾電力社(以下「台電社」といいます)に対し3934万台湾元を連帯して賠償せよとの […]
2022/11/01 / 最終更新日時 : 2022/11/02 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 裁判官を侮辱した場合の刑事責任 台湾では最近、珍しい刑事事件が発生しました。ある男性が開廷時に法廷で裁判官に水をかけ、「外にいる弁護士先生は全員入ってきてください、この恐竜裁判官(世論を理解しない杓子定規な裁判官)は庶民をいじめていますよ」などと大声で […]
2022/10/01 / 最終更新日時 : 2022/10/06 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 業者によるくじ引きキャンペーンは不当な販売行為となるのか? 最近、「業者によるくじ引きキャンペーンが公平交易委員会(以下「公平会」といいます)により違法と認定され、課徴金を課されたが、裁判所はこれを適法と判断した」という事案がありました。 本件の概要は次のとおりです。 2020年 […]
2022/09/01 / 最終更新日時 : 2022/08/31 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 論文の執筆を代行した場合の法的責任 最近、台湾中の注目を集めている「政治家の林氏(以下『林氏』といいます)が他人の論文を盗用した」問題について、新たな進展がありました。台湾メディアの報道によりますと、「林氏は自身の論文の執筆をアシスタントに代行させたのであ […]
2022/08/01 / 最終更新日時 : 2022/08/02 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 公取委が2大チェーン店の結合事案を条件付きで承認 台湾全土が注目する、大手チェーン店「全聯」が別の大手チェーン店「大潤発」の95.97%の株式を取得しようとした結合申請事案について、公正取引委員会(以下「公取委」といいます)は半年を超える審査を経て、2022年7月中旬 […]
2022/07/01 / 最終更新日時 : 2022/07/01 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 求人広告における性別・年齢の記載の適法性 本年6月10日、高雄市政府は2件の求人広告に対し、就業服務法および性別工作平等法に対する違反を理由に、それぞれ30万台湾元という高額な過料を科しました。 一、1件目の違法広告は、あるレストランが皿洗いスタッフを募集した […]
2022/06/01 / 最終更新日時 : 2022/05/30 masuda-y 台湾ビジネス法務実務情報 台湾の「ストーカー防止規制法」について 台湾で注目を集めている「ストーカー防止規制法(以下『本法』といいます)」がまもなく2022年6月から施行されます。本法の重要な部分は以下のとおりです。 一、「ストーカー行為」の定義について: 本法第3条によれば、いわゆる […]