2024/11/18 / 最終更新日時 : 2024/11/18 okada-a 知っておこう台湾法 第546回 小吃の一斉値上げ 新竹市の城隍廟の入り口付近でルーローハン等の軽食を販売する17軒の屋台が、LINEグループ等を通じて5台湾元(約24円)の値上げを決定し、2023年5月から一斉に5元の値上げをした行為について、公平交易委員会(公正取引委 […]
2024/11/11 / 最終更新日時 : 2024/11/11 okada-a 知っておこう台湾法 第545回 チケット転売の法的リスク 台湾におけるコンサートチケットの販売方法は通常、日本とは異なっており、日本でよく見られる登録抽選制は台湾ではめったにありません。台湾では、ウェブサイトに直接アクセスして購入するため、観客が販売開始の瞬間にチケットを狙って […]
2024/11/05 / 最終更新日時 : 2024/11/05 okada-a 知っておこう台湾法 第544回 台湾法上の勾留 前台北市長で現台湾民衆党の党首、柯文哲氏が2024年9月5日、「京華城」跡地開発をめぐり争いとなった事件により、台北地方裁判所の勾留決定を受けたことは、台湾社会の大きな注目を集めました。 ■一般的勾留と予防的勾留 いわゆ […]
2024/10/28 / 最終更新日時 : 2024/10/28 masuda-y 知っておこう台湾法 第543回 会社責任者への損害賠償請求と短期消滅時効 会社法第23条第2項では、「会社責任者が会社の業務執行において法令に違反して他者に損害を与えた場合、他者に対し会社と連帯して賠償責任を負わなければならない」旨が規定されています。 2024年7月16日、最高法院(最高裁判 […]
2024/10/21 / 最終更新日時 : 2024/10/21 masuda-y 知っておこう台湾法 第542回 推奨広告の法的リスク 「サクラ」に依頼してインターネットフォーラム上で自社製品を推薦する投稿をしてもらうことは、法令に抵触するでしょうか? 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は「推奨広告」を、「広告でまたはその他公衆に知らしめる方 […]
2024/10/15 / 最終更新日時 : 2024/10/15 okada-a 知っておこう台湾法 第541回 死刑の存廃について 長い間論争が行われている死刑の存廃の問題について、憲法法廷は、2024年9月20日に2024年憲判字第8号判決を下し、台湾法における死刑は「条件付きで合憲」であると認定しました。 本件の概要は次のとおりです。 殺人罪(刑 […]
2024/10/07 / 最終更新日時 : 2024/10/15 okada-a 知っておこう台湾法 第540回 社会秩序維持法上の禁止行為 2024年8月28日の深夜1時半頃、高雄市前金区の遊戯場において、客の男Aがゲームで当たらないことに腹を立ててゲーム機を損壊し、駆けつけた警察官に一時拘束される事案(以下、「本件事案」といいます)がありました。その後、A […]
2024/09/30 / 最終更新日時 : 2024/09/30 masuda-y 知っておこう台湾法 第539回 比較広告における注意事項 公正取引法第21条第1項では、「事業者は商品もしくはその広告において、またはその他公衆に周知させる方法により、商品に関連し取引の決定に影響を及ぼすに足る事項について、虚偽・不実のまたは誤認を生じさせる表示または標示をして […]
2024/09/24 / 最終更新日時 : 2024/09/24 okada-a 知っておこう台湾法 第538回 10元のトイレットペーパーを窃盗、刑の免除判決 ある21歳の男子大学生が、10台湾元(約45円)のトイレットペーパーを盗んだ後、最終的に裁判所から刑の免除判決を獲得したという特殊な刑事事件が最近、台湾で発生しました。 裁判官がテレビドラマの中のセリフを判決書に引用した […]
2024/09/17 / 最終更新日時 : 2024/09/17 okada-a 知っておこう台湾法 第537回 資金洗浄防止法の改正 2024年7月31日、洗銭防制法(日本語:資金洗浄防止法)が改正されました。改正法第6条第1項では、仮想資産サービスまたは第三者支払サービス(以下、「特定サービス」)を提供する事業者または人員(以下、「サービス提供者」) […]
2024/09/09 / 最終更新日時 : 2024/09/09 okada-a 知っておこう台湾法 第536回 取締役の人数の固定数を明定しない場合 会社法第129条第5号では、会社の定款には取締役および監査役の人数および任期を明記しなければならないと定めています。 同法第192条第1項には、通常、会社の取締役会には少なくとも3名の取締役を置かなければならないことが明 […]
2024/09/02 / 最終更新日時 : 2024/09/02 okada-a 知っておこう台湾法 第535回 従業員が会社のPCに悪意のプログラムを埋め込んだ法的責任 台湾高等裁判所は2024年8月20日に2023年度上訴字第4859号判決を下し、陳という男および許という男の被告2人がその会社のコンピューターシステムに悪意のあるプログラムを埋め込んだ行為についてそれぞれ1年の有期懲役お […]
2024/08/26 / 最終更新日時 : 2024/08/26 okada-a 知っておこう台湾法 第534回 有期懲役刑の上限 元南投県長の李朝卿氏が台風で被害が出た道路の工事など111件の公共工事において数千万台湾元(1元=約4.55円)の賄賂を受け取っていた事件(以下「本件事例」)について、2024年8月12日、最高裁判所は、111件について […]
2024/08/19 / 最終更新日時 : 2024/08/19 okada-a 知っておこう台湾法 第533回 食品広告の不実・誇張の判断基準 食品安全衛生管理法(食安法)第28条第1項では「食品、食品添加物、食品用洗剤および中央主管機関により公告された食器、食品容器または包装は、その表示、宣伝または広告に事実と異なる、誇張した、または誤解を招きやすい内容があっ […]
2024/08/13 / 最終更新日時 : 2024/08/13 masuda-y 知っておこう台湾法 第532回 株式譲渡の方式 台湾高等法院(高等裁判所)は、2024年7月23日、24年度重上字第138号判決において、株券不発行会社の株式について譲渡を行う場合には、譲渡人と譲受人間の申込と承諾の意思表示の合致がありさえすれば、持分譲渡の効力が生じ […]