2021/05/17 / 最終更新日時 : 2021/05/20 masuda-y 知っておこう台湾法 第380回 民事訴訟の口頭弁論期日に出頭しなくてもよいか 適法な通知が行われたにもかかわらず、民事訴訟の口頭弁論期日に当事者の一方が正当な理由なく出頭しなかった場合、裁判所は、出頭した当事者の申し立てにより、当該出頭した当事者による弁論を経て判決を下すことができます。 この […]
2021/05/10 / 最終更新日時 : 2021/05/12 masuda-y 知っておこう台湾法 第379回 離婚時の未成年の子の親権 メディアの報道によると、著名卓球選手の福原愛氏の夫である卓球選手の江宏傑氏が、4月下旬に、裁判離婚を請求する訴状を高雄地方裁判所に提出しました。 家事事件法第3条第2項および第23条第1項によれば、離婚事件は強制調停 […]
2021/05/06 / 最終更新日時 : 2021/05/07 masuda-y 知っておこう台湾法 第378回 過失致死罪などの厳罰化法案 4月22日、中華民国刑法第183条および第276条の改正草案(以下、「改正草案」といいます。)が行政院会議で可決されました。今回の改正草案は、4月2日に起こった台湾鉄路(台鉄)太魯閣(タロコ)号の脱線事故など、近年、公 […]
2021/04/26 / 最終更新日時 : 2021/05/07 masuda-y 知っておこう台湾法 第377回 個人情報流出に関する消費者団体訴訟 ある大手旅行会社の個人情報36万件が流出し、そのうち25人が事件後に旅行会社の社員を名乗る者から電話を受け、旅行の注文過程にミスがあったと言われ、現金自動預払機(ATM)を操作することによりお金を騙し取られ、計約400 […]
2021/04/19 / 最終更新日時 : 2021/05/07 masuda-y 知っておこう台湾法 第376回 タロコ号列車脱線事故の法的責任について 4月2日午前、台湾鉄路(台鉄)特急太魯閣(タロコ)号に重大な脱線事故が発生し、49人の乗客が死亡し、200人強の乗客が負傷するという甚大な被害が引き起こされました。 メディアの報道によれば、本脱線事故は、施工会社、義祥 […]
2021/04/12 / 最終更新日時 : 2021/04/14 masuda-y 知っておこう台湾法 第375回 氏名の変更 先月、回転ずしチェーンのスシローが、「鮭魚(サケ)」という文字が名前に入っている場合に食事代を無料にするというキャンペーンを実施し、タダですしを食べる目的で改名する人が多数発生しました。今回は、台湾での改名の要件につい […]
2021/03/29 / 最終更新日時 : 2021/03/29 masuda-y 知っておこう台湾法 第374回 外資の台湾支社と責任者の法律関係 日本企業の従業員が日本本社から台湾へ出向した場合、台湾支社の責任者に就任することが多い。このような従業員は日本において、日本本社との間に雇用契約を締結している場合が多いが、台湾において、台湾の労働基準法(労基法)上の権利 […]
2021/03/22 / 最終更新日時 : 2021/04/14 masuda-y 知っておこう台湾法 第373回 離婚する際に財産はどのように分配するのか? 著名卓球選手の福原愛さん(32)、江宏傑さん(32)の離婚騒動のニュースは、日本、中国、台湾で大きな注目を集め、多くのファンが関心を寄せています。もし二人が最終的に離婚せざるを得なくなった場合、双方の財産はどのように分 […]
2021/03/15 / 最終更新日時 : 2021/04/14 masuda-y 知っておこう台湾法 第372回 裁判離婚の請求原因とその期限 元卓球日本代表の福原愛さん(32)が日本に帰国中、知り合いの会社員男性と横浜中華街に行ったり、同じホテルに宿泊する様子が撮影され、不倫疑惑が浮上しています。この件について、福原愛さんは、一緒の部屋に宿泊した事実はないと否 […]
2021/03/09 / 最終更新日時 : 2021/04/14 masuda-y 知っておこう台湾法 第371回 勝訴判決を得たが相手方に財産がない場合 民事事件の勝訴判決を得た後、公権力に基づき自己の債権につき弁済を受けるためには、裁判所に対しさらに執行の申し立てを行わなければならない。しかし、相手方に財産がない場合、たとえ強制執行の申し立てを行っても債権の弁済を受け […]
2021/02/22 / 最終更新日時 : 2021/02/26 masuda-y 知っておこう台湾法 第370回 民事強制執行の「時効」 台湾法上、債権者が債務者に対し請求権を行使するにあたっては一定の期間があり、当該期間を過ぎた場合、債務者は履行を拒否することができる。このような期間を「消滅時効」という。 債権の消滅時効について、民法上では主に次のよ […]
2021/02/04 / 最終更新日時 : 2021/02/26 masuda-y 知っておこう台湾法 第369回 性犯罪者への強制治療 2020年12月31日、性犯罪者に対し受刑後に強制治療を受けさせることが憲法に反するかについて、司法院大法官会議(憲法裁判所に相当)が開かれ、性犯罪者に対し受刑後に強制治療を受けさせることは違憲ではないとの見解が示され […]
2021/01/27 / 最終更新日時 : 2021/03/29 masuda-y 知っておこう台湾法 第368回 店頭で作る飲料の栄養成分表示の新規定 ドリンクスタンドやタピオカミルクティーの文化は台湾発祥と言うことができ、ドリンクスタンドを規制する数多くの法令も次々に制定、実施されています。衛生福利部(衛福部)食品医薬品管理署(食薬署)は「フランチャイズのドリンクス […]
2021/01/21 / 最終更新日時 : 2021/04/15 masuda-y 知っておこう台湾法 第367回 個人的な争いについてネットで世間の意見を求められるか 最近、非常に興味深い法律事件があった。概要は次の通りである。 2018年10月、台北市の某高級ホテルの地下駐車場で甲と乙による争いが起こり、乙の友人の丙は、現場で甲と乙の争いの様子を携帯電話で録画した。その後、乙はその […]
2021/01/12 / 最終更新日時 : 2021/01/15 masuda-y 知っておこう台湾法 第366回 図利加害目的の個人情報収集 会社がその事業活動において、個人情報を取り扱う場面は多いですが、法律上、個人情報の収集・利用には、厳しい制限があります。 個人情報保護法(以下、法令名を省略します。)第6条第1項では、法律に明文の規定がある場合などを […]