2015/08/31 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第111回 販促用の贈答品またはくじ引きの景品の金額制限について 消費者の購買意欲を高めるため、実務上、少なからぬ事業者が商品または役務の販売時に贈答品を贈呈したり、くじ引きイベントを実施するが、台湾法では、贈答品およびくじ引きの景品について一定の金額制限がある。2013年、台北101 […]
2015/08/24 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第110回 労働者の競業避止義務 台湾では日本と同様に、使用者と労働者の間で、労働者が離職した後の一定期間、同一または類似の業務に従事してはならないことを合意することができる。 ただし、このような競業避止義務を労働者に課すためには、競業避止の範囲が明確で […]
2015/08/17 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第109回 台風が上陸した場合、雇用主は従業員に出勤を要求することができるか 8月8日、大型の台風13号(アジア名・ソウデロア)が台湾を横断し、甚大な被害をもたらした。8日は各県市の公営、民営の機関の大部分が休業した。一方、一部の業種、特に百貨店、飲食店、映画館などのサービス業の従業員は、いつもと […]
2015/08/10 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第108回 労働基準法および 労働者退職金条例の改正について 2015年7月1日、総統令により労働基準法第58条、および労働者定年退職金条例第29条の改正条文が公布され、これにより、今後は新制度(05年7月1日以降の制度)、または旧制度(05年6月30日以前の制度)のいずれに基づき […]
2015/08/03 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第107回 労働基準法における解雇事由の「就業規則に違反し、その情状が重大である場合」について 最高裁判所は、今年(2015年)7月1日に作成した15年台上字第1227号判決において、労働者が就業規則に違反する具体的な事実として、雇用主の内部秩序・規律の維持に大きな影響を及ぼし、雇用主およびその従事する事業に対して […]
2015/07/27 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第106回 従業員の犯罪行為と使用者の連帯責任 法定期限を徒過した解雇の効力 2015年6月9日、台北高等裁判所は、労働基準法第12条第1項第4号は「労働者が労働契約又は就業規則に違反し、その情状が重大な場合、雇用主は予告せずに契約を解除することができる」と規定し、ま […]
2015/07/20 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第105回 エクスローサービスの台湾法規範について 「エスクローサービス」とは主に、取引当事者双方以外の第三者が取引の当事者を代理して提供するインターネット上での代金の受取・支払代行サービスをいいます。 間に立って取引の安全性を保証 例えば、甲はインターネット上で乙に商品 […]
2015/07/13 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第104回 従業員の犯罪行為と使用者の連帯責任 民法第188条第1項によれば、被用者(従業員)が職務執行により他者の権利を不法に侵害した場合、使用者は被用者と連帯して責任を負うとされている。 この点に関し、最高裁判所は2015年5月29日に104年台上字第977号民事 […]
2015/07/06 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第103回 9月から飛行機での携帯の常時使用可能 スマートフォン、タブレット端末などの消費者向け電子機器の普及と使用上のニーズに対応するために、交通部民用航空局は今年6月23日に、「飛行および通信を妨害する機器の種類およびその使用制限にかかる規定(以下『本規定』という) […]
2015/06/29 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第102回 会社と従業員との法的関係 台湾において従業員を雇用する際、「支配人」という役職名で契約する場合でも、委任ではなく雇用と判断され、労働基準法が適用されるケースがある。 このように、会社と従業員との法的関係が雇用であるか委任であるかについては、争いと […]
2015/06/22 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第101回 カルテル告発の従業員は報奨金の受領可能 立法院は6月9日の第三読会において「公平交易法(独占禁止法に相当)」の改正案を可決し、「公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は『反トラスト基金』を設立し、これをカルテル告発の報奨金の財源とすることができる」旨を […]
2015/06/15 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第100回 育児休業と皆勤賞与 労働部(日本の厚生労働省に当たる)は2015年5月27日、労使双方が約定する賃金項目に皆勤賞与が含まれる場合、無給の育児休業期間について、皆勤賞与を給付する必要はないが、無給の育児休業期間の前後に、1か月に満たない出勤期 […]
2015/06/08 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第99回 支払督促の確定判決、效力がなくなる 5月末、立法院の初審で民事訴訟法における「支払督促」に関する重大な改正が可決された。改正後の条文によれば、支払督促は強制執行手続きを行う執行力のみを有し、確定判決の既判力がなくなる。 受領後20日超で督促命令確定 現行の […]
2015/06/01 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第98回 営業秘密法違反に関する刑事事件 営業秘密法は2013年1月に改正され、刑事罰の厳罰化が図られている。 1.第13条の1によれば、台湾内において窃取、横領、無断複製等の不正な方法により営業秘密を侵害した者は、5年以下の有期懲役に処され、かつ100万台湾元 […]
2015/05/25 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第97回 外勤業務の労働時間労働部が明確化 労働部は、外勤者の労働時間計算の基準として、5月6日に「労働者の事業場外労働時間の指導原則」(以下『本原則』という)を公布した。 外勤の営業員、報道機関勤務者などの日常的にオフィス外で業務を遂行する外勤者について、しばし […]