2014/09/22 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第66回 未消化の有給休暇の事後の買上げ義務 台湾の労働基準法施行規則24条3号の規定によれば、有給休暇の付与年度の末日を過ぎた場合、または雇用関係が終了した場合、労働者が行使しなかった有給休暇の日数に応じて、使用者は賃金相当の金銭を支払わなければならないとされてい […]
2014/09/15 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第65回 女性労働者の深夜労働について 企業に労働基準法(以下「労基法」という)の確実な順守を促すため、台北市政府労働局は奇数月の各月末に、労働局の認定する労基法違反企業を公表している。直近では、労働局は43社の違法企業を公表しており、当該違法企業リストには、 […]
2014/09/01 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第64回 ステルス・マーケティングの不正競争規制 商品・サービスを製造、提供する事業者が、口コミ・レビュー投稿の代行を行う事業者に依頼して、口コミサイトやネット掲示板等に、口コミ・レビューを多数書き込ませる行為について、こうした消費者に宣伝と気付かせない、いわゆる「ステ […]
2014/08/25 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第63回 「悠遊カード」と「スイカ」は相互利用可能か? 行政院金融監督管理委員会(金管会)は8月中旬、「国際的に通用する電子票証(電子マネー機能付きICカード)または海外機構と提携して電子票証を発行することについての審査基準および管理規則」(以下、「本規則」)の改正を行った。 […]
2014/08/18 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第62回 外国人専門職・技術職の台湾における就労に関する法令改正 外国人が台湾で専門職・技術職に就く場合、就業役務法第46条及び「外国人が就業役務法第46条第1項第1号から第6号の職業に従事する資格及び審査基準」(以下、「審査基準」という)の要件を充たさなければならず、且つ、月給は47 […]
2014/08/11 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第61回 自由経済モデル区について 最近注目されている「自由経済モデル区」(以下「モデル区」という)とは、台湾政府が2012年に打ち出した経済改革政策のことであり、簡単に言えば、選定された複数の特定のエリアにおいて、まず経済自由化の関連措置を試験的に実施し […]
2014/08/04 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第60回 解雇手当における平均賃金の算定方法 台湾において、使用者は、合理化による職種の消滅といった経営上の必要性が認められる場合には、労働者を予告解雇することができる。 その際、労働者に勤務期間1年ごとに1か月分(旧制度。労働基準法17条)または2分の1か月分(新 […]
2014/07/28 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第59回 労働者の「賃金」について 台北地方裁判所が2014年6月13日に下した14年度簡字第87号行政訴訟判決によれば、「賃金」とは、労働者が労働により獲得する報酬であり、労働者が労務を提供して雇用主から獲得する対価に該当し、「労務対価性」および「給付経 […]
2014/07/21 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第58回 独立董事と審計委員会 台湾において、株式を公開発行する会社、即ち公開発行会社は、会社法のほか証券取引法の適用も受ける。証券取引法では、会社法上の会社組織とは別に、独立董事(社外取締役)及び審計委員会の二つの制度が規定されている。 1.独立董事 […]
2014/07/14 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第57回 メッセージアプリで業務指示を行うリスクについて メディアの報道によれば、広告代理店に勤めていた40代の女性が長期間にわたり、退勤後も上司から「WhatsApp」や「LINE(ライン)」などスマートフォンのメッセージアプリにより業務指示を受けて深夜まで働き、脳卒中で死亡 […]
2014/07/07 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第56回 継続的労務契約が不利な時期に解除されることによって生じる「損害」 継続的取引関係にある当事者は、契約の継続を期待して人的・物的資本を投下することが通常であることから、現実にそのような投資をしている場合に、投下資本の回収への期待等、契約終了を求められる相手方を保護する規定がある。 一例と […]
2014/06/30 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第55回 従業員に対する適法な処罰の方途 台中地方裁判所の2014年3月28日の「13年度労訴字第108号の判決によれば、労働基準法第70条第6号、第7号により雇用主は会社の就業規則において懲罰事項を定めることが許されているが、雇用主の懲戒権は法律の制限を受け、 […]
2014/06/23 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第54回 株主総会の招集手続の違法について 会社法第189条には、「 株主総会の招集手続き又はその決議方法が法令又は定款に違反する場合、株主は決議の日から 三十日以内に裁判所に対しその決議の取消の訴えを提起することができる。」と規定されているが、台湾高等裁判所の2 […]
2014/06/16 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第53回 職場でのセクシャルハラスメントの責任 台湾の性別工作平等法(男女雇用機会均等法に相当)第12条の規定によれば、「セクシュアルハラスメント」は「環境型セクハラ」と「対価型セクハラ」の2つに分けられる。 「環境型セクハラ」は、「被用者が職務を執行するとき、ある者 […]
2014/06/09 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第52回 相場操縦行為について 2013年8月22日の台湾最高裁判所102年度台上字第3448号判決において、同一銘柄に対当する買い注文および売り注文の一連の発注が行われたとしても、有価証券の売買を誘引する目的を持たなければ、証券取引法第155条の相場 […]