2024/12/16 / 最終更新日時 : 2024/12/16 okada-a 知っておこう台湾法 第550回 ワクチン被害者の法的権利 林という女性がワクチンを接種した後に副反応が現れたため、衛生福利部(以下「衛福部」)にワクチン救済を申請したものの、認定されなかったことから、衛福部と3年に及ぶ法的訴訟を繰り広げました。最終的に、最高行政裁判所が2024 […]
2024/12/09 / 最終更新日時 : 2024/12/09 masuda-y 知っておこう台湾法 第549回 小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法の施行 2024年11月13日、従来の「総合商品小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法」の法規名および一部の内容が改正され、「小売業個人情報ファイル安全維持管理弁法」(以下、「本弁法」といいます)が公布・施行されました。 小売業 […]
2024/12/02 / 最終更新日時 : 2024/12/02 okada-a 知っておこう台湾法 第548回 広告のキーワードに競合他社名を使用するのは違法か 二大宿泊予約サイト(以下A社およびB社といいます)がキーワード広告において競合相手C社の事業者名を使用し、自社サイトのURLと並んで表示されるようにしていたことがありました。これは他人の努力の成果を搾取する公平性を欠く行 […]
2024/11/25 / 最終更新日時 : 2024/11/26 masuda-y 知っておこう台湾法 第547回 虚偽告訴罪 台湾では最近、珍しい刑事告訴がありました。陳という名字のカップルが台湾全土の各地で、146件の刑事事件の虚偽告訴、46件の虚偽の支払命令の申立てを行い、被害者が378人に上ったという事案です。 他人の名前で告訴 本件の概 […]
2024/11/18 / 最終更新日時 : 2024/11/18 okada-a 知っておこう台湾法 第546回 小吃の一斉値上げ 新竹市の城隍廟の入り口付近でルーローハン等の軽食を販売する17軒の屋台が、LINEグループ等を通じて5台湾元(約24円)の値上げを決定し、2023年5月から一斉に5元の値上げをした行為について、公平交易委員会(公正取引委 […]
2024/11/11 / 最終更新日時 : 2024/11/11 okada-a 知っておこう台湾法 第545回 チケット転売の法的リスク 台湾におけるコンサートチケットの販売方法は通常、日本とは異なっており、日本でよく見られる登録抽選制は台湾ではめったにありません。台湾では、ウェブサイトに直接アクセスして購入するため、観客が販売開始の瞬間にチケットを狙って […]
2024/11/05 / 最終更新日時 : 2024/11/05 okada-a 知っておこう台湾法 第544回 台湾法上の勾留 前台北市長で現台湾民衆党の党首、柯文哲氏が2024年9月5日、「京華城」跡地開発をめぐり争いとなった事件により、台北地方裁判所の勾留決定を受けたことは、台湾社会の大きな注目を集めました。 ■一般的勾留と予防的勾留 いわゆ […]
2024/10/28 / 最終更新日時 : 2024/10/28 masuda-y 知っておこう台湾法 第543回 会社責任者への損害賠償請求と短期消滅時効 会社法第23条第2項では、「会社責任者が会社の業務執行において法令に違反して他者に損害を与えた場合、他者に対し会社と連帯して賠償責任を負わなければならない」旨が規定されています。 2024年7月16日、最高法院(最高裁判 […]
2024/10/21 / 最終更新日時 : 2024/10/21 masuda-y 知っておこう台湾法 第542回 推奨広告の法的リスク 「サクラ」に依頼してインターネットフォーラム上で自社製品を推薦する投稿をしてもらうことは、法令に抵触するでしょうか? 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は「推奨広告」を、「広告でまたはその他公衆に知らしめる方 […]
2024/10/15 / 最終更新日時 : 2024/10/15 okada-a 知っておこう台湾法 第541回 死刑の存廃について 長い間論争が行われている死刑の存廃の問題について、憲法法廷は、2024年9月20日に2024年憲判字第8号判決を下し、台湾法における死刑は「条件付きで合憲」であると認定しました。 本件の概要は次のとおりです。 殺人罪(刑 […]
2024/10/07 / 最終更新日時 : 2024/10/15 okada-a 知っておこう台湾法 第540回 社会秩序維持法上の禁止行為 2024年8月28日の深夜1時半頃、高雄市前金区の遊戯場において、客の男Aがゲームで当たらないことに腹を立ててゲーム機を損壊し、駆けつけた警察官に一時拘束される事案(以下、「本件事案」といいます)がありました。その後、A […]
2024/09/30 / 最終更新日時 : 2024/09/30 masuda-y 知っておこう台湾法 第539回 比較広告における注意事項 公正取引法第21条第1項では、「事業者は商品もしくはその広告において、またはその他公衆に周知させる方法により、商品に関連し取引の決定に影響を及ぼすに足る事項について、虚偽・不実のまたは誤認を生じさせる表示または標示をして […]
2024/09/24 / 最終更新日時 : 2024/09/24 okada-a 知っておこう台湾法 第538回 10元のトイレットペーパーを窃盗、刑の免除判決 ある21歳の男子大学生が、10台湾元(約45円)のトイレットペーパーを盗んだ後、最終的に裁判所から刑の免除判決を獲得したという特殊な刑事事件が最近、台湾で発生しました。 裁判官がテレビドラマの中のセリフを判決書に引用した […]
2024/09/17 / 最終更新日時 : 2024/09/17 okada-a 知っておこう台湾法 第537回 資金洗浄防止法の改正 2024年7月31日、洗銭防制法(日本語:資金洗浄防止法)が改正されました。改正法第6条第1項では、仮想資産サービスまたは第三者支払サービス(以下、「特定サービス」)を提供する事業者または人員(以下、「サービス提供者」) […]
2024/09/09 / 最終更新日時 : 2024/09/09 okada-a 知っておこう台湾法 第536回 取締役の人数の固定数を明定しない場合 会社法第129条第5号では、会社の定款には取締役および監査役の人数および任期を明記しなければならないと定めています。 同法第192条第1項には、通常、会社の取締役会には少なくとも3名の取締役を置かなければならないことが明 […]