2019/12/02 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第311回 違法増築物件を事務所として借りるリスク 内政部営建署の統計によると、2019年9月末現在、台湾全土の違法建築数は約67万8,000件で、全住宅数の約8%を占めています。07年の47万3,000件と比較して約20万件増加しており、取り壊しがあるにもかかわらず増加 […]
2019/11/25 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第310回 正当防衛 台湾法上の「正当防衛」とは、自己または他人が不正の侵害を受けたときに自己または他人を守る目的で、侵害した者に対し反撃を加えた場合、たとえ侵害した者を負傷させ、ひいては死亡させたとしても、反撃した者は刑事責任を負う必要がな […]
2019/11/18 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第309回 賃貸物の修繕と費用の負担 マンションに備え付けのエアコンの故障やシャワーの水漏れなどがある場合に誰がその修繕義務を負い、費用を負担するのでしょうか。今回は、賃貸物の修繕と費用の負担について、民法の規定をご紹介します。 まず、民法第429条第1項で […]
2019/11/11 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第308回 大法廷制度の実施 最高行政裁判所の各小法廷で適用される法律解釈に、矛盾や不一致が生じないようにするため、2019年7月4日から重要な法的争点を含む案件を大法廷に回付する、いわゆる「大法廷制度」が採用されています。最高行政裁判所は10月17 […]
2019/11/04 / 最終更新日時 : 2019/12/10 masuda-y 知っておこう台湾法 第307回 台湾法上の刑の執行猶予 高雄市で最近、40年余りにわたって重度の知的障害を持つ妹の世話をしてきた56歳の女性が、あまりに大きなストレスを苦に、妹と一緒に自殺を図る事件が発生しました。幸い2人とも救助されましたが、妹を道連れにしての自殺は一種の殺 […]
2019/10/28 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第306回 騒音規制と主管機関への通報 日常生活において、隣近所の生活音、ペットの鳴き声、お祭りの爆竹の音などが気になることもあるかと思います。台湾では、このような音の規制に関する法律として、騒音規制法(中国語:「噪音管制法」)、マンション管理条例(中国語:「 […]
2019/10/21 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第305回 相続制度の「全面限定承認」 台湾の相続制度 台湾の相続制度には、「相続放棄」、「単純承認」、「限定承認」の三つがある。このうち、「相続放棄」は相続に関する一切の権利義務を放棄することで、「単純承認」は全面的に相続を引き受けること、また「限定承認」は […]
2019/10/14 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第304回 橋梁崩落時の政府の賠償責任 宜蘭県の有名なランドマークである「南方澳跨港大橋」が10月1日、突然崩落しました。6人が死亡、20人余りが重軽傷を負い、3隻の漁船が破損する重大事故となり、台湾社会の注目を集めました。南方澳大橋は台湾政府が建設した施設で […]
2019/10/07 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第303回 商業事件審理法草案について 重大な商業紛争の発生は、会社の株主や債権者の権益に影響を及ぼすばかりでなく、投資市場にも波及する恐れがあり、即時に処理しなければ、ビジネス環境全体にまで影響し、台湾の経済競争力を低下させます。そこで、商業事件裁判所を設置 […]
2019/09/30 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第302回 中国資本が出資する日本企業による台湾投資 台湾では、中国による経済的なコントロールを回避するため、中国企業による投資が規制されています。「台湾地区と大陸地区の人民関係条例(両岸人民関係条例)」第73条によると、中国法人が第三地において投資する会社は、主管機関の許 […]
2019/09/23 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第301回 台湾法上の「印紙税」 いわゆる「印紙税」とは、証書に課される一種の税金です。印紙税法第1条は「本法に定める各種証書で、中華民国の領域内において作成されたものについてはすべて本法に従い、印紙税を納付しなければならない」と定めています。印紙税を課 […]
2019/09/16 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第300回 簡易訴訟と少額訴訟 請求額が比較的少額で事案が複雑ではない紛争を通常の訴訟よりも迅速・簡易に解決する制度として、簡易訴訟手続きと少額訴訟手続きがあります。これらの手続きは地方裁判所で取り扱われ、日本の簡易裁判所のような専門の裁判所が設置され […]
2019/09/09 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第299回 タピオカミルクティー発明者の争いに関する名誉毀損訴訟 日本でタピオカミルクティーが人気を集めていますが、台湾では2006年、「翰林茶坊」と「春水堂」の間で、どちらが発明者であるかの見解表明を巡って民事訴訟が展開されたことがあります。 民法による名誉の保護 民法第184条第1 […]
2019/09/02 / 最終更新日時 : 2020/05/19 masuda-y 知っておこう台湾法 第298回 二大KTV業者の結合申請、4回目の却下 公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)は8月21日、カラオケボックス(KTV)業者の上位2社である銭櫃企業(キャッシュボックス・パーティーワールド)と好楽迪(ホリデー・エンターテインメント)の結合申請を却下しまし […]
2019/08/26 / 最終更新日時 : 2020/05/19 support 知っておこう台湾法 第297回 支払い遅延に対する利息 売買契約等で金銭の支払期限を定めたにもかかわらず、債務者が契約で定められた支払期限になっても金銭を支払ってくれない事態が発生することがあります。このような場合、債権者は、契約で定めていなかったとしても、法定利率である年利 […]