2018/09/10 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第251回 訴訟の弁護士費用を相手側に請求できるか 台湾民事訴訟法第78条には「訴訟費用は敗訴した当事者が負担する」と規定されており、これは裁判所に納付する訴訟費用は敗訴者が負担することを指しますが、弁護士費用についてはどうでしょうか? 台湾では、原則として、契約で約定し […]
2018/09/03 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第250回 台湾法における冤罪の賠償 今月、強盗・殺人未遂の罪で服役していた元受刑者の男性が、事件から32年を経て無罪判決を獲得する出来事がありました。極めて深刻な冤罪(えんざい)事件といえます。 同事件の起訴状によると、今回冤罪を晴らした蘇炳坤氏は1986 […]
2018/08/27 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第249回 個人情報の漏えいと賠償責任 2018年6月、士林地方裁判所は、個人情報を漏えいした業者に対し、2万台湾元(約7万2,000円)の損害賠償の支払いを命じる判決を下しました。当該事件の概要は以下のとおりです。 17年4月、消費者Aは、携帯電話アプリ「e […]
2018/08/20 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第248回 広告行為における不正競争 台湾の公正取引法第25条に「本法に別段の定めがあるもの以外、事業者はその他取引秩序に影響を及ぼすに足りる欺罔(ぎもう)または明らかに公正を失する行為もしてはならない」とある規定は包括条項であり、不正競争によって市場秩序を […]
2018/08/13 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第247回 インターネットで他人を罵倒した場合の法的責任 2017年7月、あるオンラインゲームのチャットルームで、ユーザーネーム「YOLO#41267」を使用する徐氏が、ユーザーネーム「JOBA」の蕭氏と言い争いとなりました。「YOLO#41267」が「JOBA」を役立たずでく […]
2018/08/06 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第246回 有害物質排出と刑事責任 有害物質等の排出についての刑事責任を定めた刑法第190条の1(流放毒物罪)が、2018年6月13日に改正されました。主な改正点は以下のとおりです。 1.「公共の危険の発生」を削除 従来、同条第1項では、有害物質等を排出し […]
2018/07/30 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第245回 中国生産・日本加工の商品を台湾で日本製と表記できるか 「日本製」の製品は、世界的に高い品質イメージを持たれているため、台湾では、中国で生産し、日本で加工された商品を、「中国製」よりも「日本製」と表記した方が売れると考えられています。しかし、この場合、「日本製」と表記できるの […]
2018/07/23 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第244回 改正会社法についてのポイント 7月6日、立法院(国会)本会議は会社法の改正条文を最終可決しました。今回の改正範囲は過去20年で最大で、各界から大きな注目を集めています。 今回の改正のポイントは以下の通りです。 子会社にもボーナス支給可能に 1.従業員 […]
2018/07/16 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第243回 いわゆる「凶宅」について 2017年2月11日、ある男性Aが、騒音トラブルを理由に隣家の塀を乗り越え、軒下で焼身自殺を図りました。隣家の家主であるBは、Aの自殺行為により、Bの家屋が「凶宅」(不吉な家の意味。法的な用語ではありませんが、殺人や自殺 […]
2018/07/09 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第242回 仮想通貨取引に対する台湾当局の監督管理 ブロックチェーン技術の普及に伴い、さまざまな仮想通貨が頻繁に取引されるようになっています。台湾には現時点で仮想通貨の取引所はありませんが、取引を代理するプラットホーム業者が何社も存在しています。 2018年5月末、法務部 […]
2018/07/02 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第241回 台湾法における国家賠償責任 2013年9月、ある女性が台北市の道路でオートバイを運転していた際、路面に開いた穴でバランスを崩して転倒し、骨折などの深刻なけがを負いました。女性は、道路を管理する台北市政府工務局に手落ちがあったとして、同局を相手取り国 […]
2018/06/25 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第240回 仲裁制度について 法的な紛争を解決する手段として、裁判以外に、調停や仲裁という制度があります。調停と仲裁は、いずれも第三者が紛争当事者の間に入りますが、調停が和解のあっせんであるのに対し、仲裁は第三者により仲裁判断が下される点で異なります […]
2018/06/11 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第239回 ストーカー規制法、台湾でも立法化へ 2014年に起きた、台湾大学修士卒の男が以前交際していた女性を台北市の路上で刃物で惨殺した、いわゆる「台大宅王ストーカー殺人事件」を契機にストーカー規制法の立法化が検討され始め、今年4月、日本の関連法規を参考に「付きまと […]
2018/06/04 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第238回 「国民裁判員」制度を導入へ 行政院は4月、「国民参与刑事審判法」草案(以下「本法」という)を閣議決定しました。近い将来、法律的な知識が全くない一般の台湾市民でも、誰もが「国民裁判員」となり、重大な刑事事件の審理に参加できるようになります。本法の重点 […]
2018/05/28 / 最終更新日時 : 2019/11/26 support 知っておこう台湾法 第237回 MRTでの禁止行為 MRT(都市交通システム)では、駅構内に設けられた飲食禁止区域内や車内での飲食が禁止されている。これは、大衆捷運法第50条第1項第9号に基づく禁止行為で、飲食の他、▽チューインガム、ビンロウをかむこと▽所構わず痰(たん) […]