2023/02/13 / 最終更新日時 : 2023/02/13 masuda-y 知っておこう台湾法 第461回 配偶者が家を出た場合、離婚を主張できるか? ある台湾人が2018年に外国籍の妻と結婚し、結婚後1年が過ぎたある日、妻がごみ袋を持って家を出た後、二度と戻りませんでした。家族は当初、妻がごみ出しに行ったものと思っていましたが、当人は見つからず、通報しました。ところが […]
2023/02/06 / 最終更新日時 : 2023/02/06 masuda-y 知っておこう台湾法 第460回 台湾法上の仮釈放 最近、台湾の張という殺人犯が法務部に提出した18回目となる仮釈放の申請が予想通り却下されたということが、台湾メディアによって広く報道されました。 仮釈放の根拠 仮釈放の法律上の根拠は、刑法第77条第1項の「懲役刑の執行を […]
2023/01/30 / 最終更新日時 : 2023/01/30 masuda-y 知っておこう台湾法 第459回 日台の相続に関する国際裁判管轄権 現在、台湾には約2万人の日本人が在留していますが、不幸にも台湾でお亡くなりになる日本人も中には存在します。 今回は、台湾に居住する日本人が亡くなった場合に、どこの国の裁判所が裁判管轄を有するかという点についてご紹介いたし […]
2023/01/16 / 最終更新日時 : 2023/01/16 masuda-y 知っておこう台湾法 第458回 病歴は個人情報で違法に利用できない 台湾のある上場会社の主管が従業員の個人情報を漏えいしたとして、有期懲役2月という処分を下されました。 従業員が体調不良のため早退を希望したことに対し、この主管は社内メールを出して公然と揶揄(やゆ)したほか、社内のウェブ会 […]
2023/01/10 / 最終更新日時 : 2023/01/10 masuda-y 知っておこう台湾法 第457回 台湾法上の強要罪 メディアの報道によりますと、洪という男が2022年8月に、台南市の某モーテルの前で、友人のために荘という男に対し借金返済の催促をした時、荘が相手にしようとせず、自分の車を運転して立ち去ろうとしたため、洪はその車のドアを押 […]
2022/12/26 / 最終更新日時 : 2022/12/26 masuda-y 知っておこう台湾法 第456回 会社に対する信用妨害罪 先日、台中において、人気焼肉店である「屋馬焼肉」の名をかたりインターネット上で違法な薬物などを販売していた男らが逮捕されました。男らは、「イクラ2人前豪華セット」、「ツバメの巣」などの隠語でケタミンなどの薬物を販売してい […]
2022/12/19 / 最終更新日時 : 2022/12/20 masuda-y 知っておこう台湾法 第455回 高額の株式処分は株主総会の決議が必要か? 台湾の全家便利商店(台湾ファミリーマート)は、もともと主に日本のファミリーマートと現地企業の泰山企業が合弁により経営しています。ところが、泰山では経営権をめぐる争いにより、今月初め、現在の多数派株主(以下「会社派」という […]
2022/12/12 / 最終更新日時 : 2022/12/12 masuda-y 知っておこう台湾法 第454回 慰謝料 いわゆる「精神賠償」とは、「財産以外の損害の賠償」を指し、一般的には「慰謝料」ともいいます。 その台湾法上の根拠は民法第195条「(第1項)他人の身体、健康、名誉、自由、信用、プライバシー、貞節を違法に侵害し、または […]
2022/12/05 / 最終更新日時 : 2022/12/05 masuda-y 知っておこう台湾法 第453回 健康食品の表示事項 健康食品管理法第13条第1項の規定により、健康食品の容器、包装または説明書には、中国語および通用符号を用いて、同項各号に定められた事項を記載しなければなりません。詳細については、第225回の本コラムをご参照下さい。 第2 […]
2022/11/28 / 最終更新日時 : 2022/11/28 masuda-y 知っておこう台湾法 第452回 民事訴訟の弁護士費用は賠償請求できるか 台湾の裁判実務によりますと、民事訴訟制度では、第一、二審については弁護士を代理人として立てることが強制されていないため、明確な約定がない限り、当事者が支出する弁護士費用については、通常、損害賠償の請求範囲外とされています […]
2022/11/21 / 最終更新日時 : 2022/11/21 masuda-y 知っておこう台湾法 第451回 電力を窃取した場合の法的責任 最近、台湾社会で特殊な窃盗事件が発生しました。楊という親子3人が、電力を窃取したとして、裁判所から、それぞれ7~9月の有期懲役に処すると同時に、台湾電力(台電、TPC)に対し3934万台湾元(約1億7600万円)を連帯し […]
2022/11/14 / 最終更新日時 : 2022/11/14 masuda-y 知っておこう台湾法 第450回 台湾刑法の傷害罪 美容院の美容師が客の女性にパーマをあてる際に、過失により頭皮や顔にやけどを負わせ、過失重傷害罪の成否が問題となった事案について、2022年10月20日、台湾高等法院高雄分院(高雄高等裁判所)は、同事案の傷害の程度は、刑法 […]
2022/11/07 / 最終更新日時 : 2022/11/07 masuda-y 知っておこう台湾法 第449回 電話番号を勝手に取得し刑事責任を問われた事例 ある不動産仲介業者が、ある市民が不動産を売る予定だと勘違いし、その市民の実家の電話番号を何とか探し出して電話をかけ、不動産を売りたいのかどうかを尋ねました。 その結果、その市民は腹を立て警察局に通報し、警察局が調査し […]
2022/10/31 / 最終更新日時 : 2022/10/31 masuda-y 知っておこう台湾法 第448回 コンビニの茶卵鍋、湯追加した客に損害賠償請求 ある客がコンビニエンスストアで、店員の代わりに茶卵の鍋に勝手に湯を足し、なんと100万台湾元(約460万円)の賠償を請求され、庶民の間で熱い議論が交わされることとなった法的事案が最近台湾で発生しました。 本件の概要は次の […]
2022/10/24 / 最終更新日時 : 2022/10/24 masuda-y 知っておこう台湾法 第447回 公正取引法違反による処罰の取消判決 本コラム第434回の「不正競争行為の処分に関する包括条項」(https://www.ys-consulting.com.tw/news/103680.html)でご紹介した通り、公平交易法(公正取引法)第25条には、「本 […]